雲の上から
永遠が笑っている

こっちも笑う
限りある笑いと
限りある希望を
しかし生きている

ＴＯＷＡとＴＯＷＡが
絡み合って現実になる
滝のように落ちてくる

浴びる私は幻影になる
瞬き呼吸し夢見る
たった百年のまぼろし

空の果てには星がある
人はここにしか
いないという人もいて
いても遠すぎて
絶対に会えないという人も
でもみんな生きている

宇宙の向こうから
無限が呼んでいる
答える必要はないので
なぜなら無意味なので
もう私たちは無限なので

だって夢まぼろしは
なんだって出来るじゃない
だから

ここでじっと立って
見上げることなく
生を謳歌しよう

たった八十年の幻影は
輪になって
ゆれ続ける
星影のように

ＴＯＷＡ

■作者メッセージ
「宇宙人はいても遠すぎて決して会えない」という説は、それだといないのと変わらないのでさびしいですが、リアルなので困ります。ただ、あくまでも短命な地球人の考えた説なので、真実には及ばないかも。…と読み返して思いました。