ポエム
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あの遠き夏の詩情のように
ここに何もないただあるのはさっきまでの
記憶と生まれた感情
今じゃ忘れ去られた時間の空白の欠片を探す

蝉が遠くで鳴いているしかし思ったのは何蝉とかではなく
ただ私の夏の記憶と景色の中ではミンミン蝉は
7月には鳴かない

何かを忘れていたよな決して見えはしない光の速度で
何かの感情をほらまた遠くから連れてきたようだ
だが私にはそのあるべき存在をただ夏と知り紛れている
あの魚が泳ぐ川の水面に木の葉から水が落ちた
そのせせらぎは聴こえている
今でも決して変わることもなく
あの色褪せることもない夏の詩情の何処かで今でも
何かを想い忘れ右往左往しているような感情を覚える

24/08/04 09:37更新 /



談話室



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