ポエム
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舟に乗る
遠い河原に君がいて
今しも水を渡ろうと
船頭さんに船賃を
渡したそれはラシャバサミ
留め具が外され片方きり
もう片方は捨てられた
顔の見えない船頭さんが
誰かの代わりの涙をこぼし
舟に乗れない彼等は密かに
不満な目をして文句をたれる
君は何も気にはしない
あの子のことだけ胸に遺して
仕方なく
舟に乗る
21/07/19 16:33更新 /
はわ
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