オプションパープルの思ひ出
お昼過ぎ駅前の喫煙所 早く来すぎたかな
iPhone見ながら2本目のタバコに火をつけた
おはようの代わりに火をつけた君の指先に
見とれていた
紫のネイルが綺麗だった
アメスピ吸った後の口の匂いなんかいい匂いがするねって寝ぼけ眼で僕にキスした
君が吸い出した細いタバコ
甘い甘い煙を吸って吐いた
ずっと甘えてたいんだ
君の大好きなオプションパープルの煙が
まだ揺れてる
紫の煙がまだ揺れている
のらりくらりゆらりゆらり僕の心と
揺れている
ずっとおぼえている
夜更け前駅前の喫煙所 ちょっと遅くなりすぎたかな
iPhoneも見ずに2本目のタバコに火をつけた
さよならの代わりに火をつけた君の口先に
舌打ちしたんだ
真っ赤なリップが綺麗だった
アメスピ吸ってる時の匂いなんかいい匂いがするねって寝不足の君が僕に言うんだ
君がふかしてた細いタバコ
甘い甘い煙を吸って吐いた
ずっと甘えてたんだ
君が大好きだったオプションパープルの煙が
まだ残ってる
紫の煙がまだ揺れている
のらりくらりゆらりゆらり僕の心と
揺れている
もう忘れていいかな
もう忘れていいかな
忘れてしまいたいんだ
甘い甘い煙を吸って吐いて
僕はまた君に甘えて
余った1本を咥えるように
こんな僕を甘んじて許してよ
紫の煙がまだ揺れている
のらりくらりゆらりゆらり僕の心と
揺れている
もう忘れようよ
僕ら、友達になろう