ポエム
[TOP]
あどけなく愛して
煙たく霧が立ち込める
炭鉱地帯の街

目をそむけることなく
受け止め隠さずにいつでも
君は歩幅を変えていいはずだと
言おうとしたら
膝に手を当て
長くキレイな髪がうつ向き
見せない顔は崩れ
色も薄れた
アスファルトをうるおすように
こぼれた

いつも遊んだ路地に
雨水を舐めて暑さをしのぐ
のら犬だって
人に脅えて
それでもどこかで
遠い思い出にひたり
瞳を細めて舌を出し言ってる

僕はドラマの主人公
君はその彼女
時は今と理想の間に
挟まれているフィクション

些細な勘違いで言い合う
もう嫌だ

心の中の両手を指を広げては
握りしめた

リズムが悲しいから
気持ちを少し変わりゆけば

ギターコードを覚えたよ!
あどけなく
通り過ぎては立ち止まる
繰り返して
無償に君に聴かせたい
だから聴いてくれないか
僕の愛を
21/10/29 19:27更新 / 春くん



談話室



■作者メッセージ
いつもお読み下さりありがとうございます!
16歳の時の詩です
当時も題名が無かったし
今でも題名が苦手です

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c