知らない歌
―こんな真夜中に
障子の陰から
覗いているのはだあれ?
黄ばんだ畳、軋む階段。
星霜を経ても 故郷の家は
ちゃんと私を覚えててくれた。
ふと気づくと私はひとり、
小さな部屋で歌を口ずさむ
曲が進むにつれて段々と
歌に夢中になっていく。
なのに、時折感じる視線に
振り向くと目が合ってしまう
そこにいたのは、幼き日の私。
不思議な顔をして、こっちを見ていた
それでも私は、歌うのをやめない
あなたの知らない歌を、
聞かせてあげる。
障子の陰から
覗いているのはだあれ?
黄ばんだ畳、軋む階段。
星霜を経ても 故郷の家は
ちゃんと私を覚えててくれた。
ふと気づくと私はひとり、
小さな部屋で歌を口ずさむ
曲が進むにつれて段々と
歌に夢中になっていく。
なのに、時折感じる視線に
振り向くと目が合ってしまう
そこにいたのは、幼き日の私。
不思議な顔をして、こっちを見ていた
それでも私は、歌うのをやめない
あなたの知らない歌を、
聞かせてあげる。