ポエム
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おじいちゃんは 星になった
ある晴れた日の昼下がり
あなたは突然、旅に出た

小さな舟に乗り込んで
ひとり大きな海へと向かう

みんな集って 寄り添って
小舟の中に お花を彩り

何とか笑顔で見送るつもりが
涙であふれる者もいた


"おじいちゃんは、どこへ行ったの?"
わたしは 母の袖を引っ張る

"おじいちゃんは、星になったの"
母は わたしを抱きよせる


嘘はときどき、優しくもある
嘘と分かっていながらも。



おじいちゃんへ

おっきい うみの あっちには、
そらに きらきら、おほしさま

おげんきですか、おじいちゃん
いっぱい にこにこ してますか。

いつか わたしが、おとなになったら
ろけっと のって、あいに いくから

そしたら いっぱい あそぼうね

やくそく だからね?

          はるか より
18/08/02 03:14更新 / Haruka



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