愛されたい！

愛されたい！

愛されたい！



そう叫ぶのは、孤独な人間たち

どんなにお金を持っていても

どんなに成功を積んでも

その孤独感からは逃れられない

そしてその想いは、湾曲した形で現れる

誰彼構わず、かまってちゃんを発揮する者

『死にたい』と呟いて、背中を丸める者

自分のスゴいところを自慢しまくって、誉めてもらおうとする者

悪いことをして、注目を浴びようとする者

その全ての原点は、『愛されたい！』

愛されていると、自分で思わない限り

その孤独感からは抜けられない

しかし

周りを見渡してみると

愛されたい！愛されたい！と叫ぶ者ばかりで

『愛そう』とする者がいない

料理人のいないレストランで、大勢の客が『お腹空いた！』と言っているようなもの

誰も料理が作れないから、みな餓えていく




ならば

自分から、愛を産み出してみてはどうだろう？




自分も餓えた一人であるが故に

他人の餓えも理解できるし、苦しみも共感できる

だから、自分から愛を与えてあげる

自分が愛の料理人になる

誰もいないからこそ、自分から始める

そうしたら、周りの人は空腹から解放される

満たされていく

すると、今度は周りの人が愛を与えてくれる

感謝とお礼を込めて、いただいた愛を返そうとする人が出てくる

こうして、愛は循環していく



この循環を創るには

最初の一歩目

愛を産み出すのを、他人任せにしていると

誰も動かない

みな空腹で死ぬだけ

だから、自分が産み出す

自分から始める

愛されたいなら、愛してみる

それこそが

実は案外、孤独から抜ける近道なのかも知れない