ポエム
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なんたる量の人生なのだ!

ちょっと辺りを見渡せば

ほんとうに、多くの人がいることに気がつく

家族連れだったり

カップルだったり

学生グループだったり

また、さらには

その中でも、様々な性格がある

例えばレストランで

支払い後に、店員へ「ごちそうさま」と笑う人もいれば

「接客態度、悪いんじゃないの?」と愚痴る人もいて

自分が想像しているより遥かに

人間というのは多種多様に存在する



ならば

ならばだ

彼らには、それぞれ人生があるわけだ

悩みだの

幸せだの

苦しみだの

楽しみだの

悲しみだの

喜びだの

道行く人々すべてが、これを知っている訳だ

例外は、一人もなく

今まで生きてきた人も

これから産まれてくる人も

遥かな歴史が、これからも個人個人に人生を歩ませるのか

数千年、数万年……

時間なんて関係ない

そこに人がいるだけで、人生が産まれてしまうのだ

なんたる量だ

なんと膨大なのだ

自分一人の人生で手一杯なのに

こんなに大量に人生があったのか



私は

少し目眩がした


20/07/26 09:42更新 / すっとこどっこい



談話室



■作者メッセージ
人多すぎ。

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