いつか死ぬくらいなら
ああ、ちくしょう
止めてくれ
いつか自分が死ぬなどと
考えたくもない
だが
非常に残念なことに
おのが生命に終わりがあるのは
この世が決めた、変えられぬルールであり
誰もこれを破ることはできない
生まれた瞬間から
死へ向かう道が始まり
常に 毎日
死ぬことへの恐怖に苛まれながら
我々は生きていかねばならない
飯を喰うのも
働くのも
健康に気をつかうのも
すべて死なぬための行為なのだ
ちくしょう
ちくしょう ちくしょう
なぜ、死なねばならぬ?
なぜ、消えねばならぬ?
せめて生きている間くらい
不安だの恐怖だの、なくったっていいじゃないか
死
それは、来年かも知れない
それは、明日かも知れない
それは、今この瞬間かも知れない
やめろ
やめてくれ
そんな不安
恐怖に
胸がいつも焦がれそうだ
そんな不安を抱いて生きるくらいなら
ならば
ならばいっそ
今この場で死んでやる