ポエム
[
TOP
]
▼
夏の気配が消えてゆく
あんなに空を支配していた雲が
もうどこにも見当たらない
あるのは、どこか嘘くさいほどに澄んだブルー
青色の折り紙を一面に張り付けたような
そういう空になってしまった
虫の声も静かになっていき
朝の空気がひどく冷えるようになり
太陽は、かつてあんなに眩しかったのに
今やその面影もない
消えてゆく
鮮やかな夏の色が
夏の風が
夏の空気が
消えていく
もう二度と
あいつに会えないような気がして
ただひたすらに寂しい
20/10/14 09:27更新 /
すっとこどっこい
Tweet
いいね!
≪
TOP
|
感想
|
メール登録
≫
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c