ポエム
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夏の気配が消えてゆく

あんなに空を支配していた雲が

もうどこにも見当たらない

あるのは、どこか嘘くさいほどに澄んだブルー

青色の折り紙を一面に張り付けたような

そういう空になってしまった




虫の声も静かになっていき

朝の空気がひどく冷えるようになり

太陽は、かつてあんなに眩しかったのに

今やその面影もない




消えてゆく

鮮やかな夏の色が

夏の風が

夏の空気が

消えていく


もう二度と

あいつに会えないような気がして




ただひたすらに寂しい





20/10/14 09:27更新 / すっとこどっこい



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