ポエム
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龍日記
スピードと云うものが私にはなかった
百合に魔が集まるが
現実的な「成果」というものをあげられなかった

登った階段を降りられない人たち
道標を示してあげたいのだ
降りる事も出来たら、点と線は繋がるのに ふたたび

前を向くといったって、かえって回顧することになって流される
正しい言葉の灯(あかり)がないから、水かきがなくて岸に上がれない、という事であり
心の
宇宙の
薄暗い中に言葉を生み出すのだから、実は大変な事なのだ
上に積み重ねる方法は、
上昇する方法は、
辛いことを言葉にして覚える
それを下敷にして記憶力は根を張る
辛いことを中途半端に忘れるから、何度も繰り返すのだ

やさしい火が生まれて、それから止まらず光るままだ

薄暗い中でも歩ける、魚(な)が泳いでいける
灯を作るのだから

水(感情、むかつく、この人冷たい!)をしっかり切って、考える事だ
この冷たい想いを、「水」だと認識して、本来の力をもって泳ごうとしたら、ここが海や湖、川、だと「わかる」。
孤独になれば軽くなって
魚が笑う



肉体を愛すとしても
想像を愛すとしても
どちらも精神的なんやろな
何を愛していたか
愛しているものはなんだったのか
そこからパワフルな力が生まれる
あなたが何になっても結局あなたのまんま


ところで、全体的に見てみると、私は延びててもさして大丈夫な者なんだろう



21/04/11 10:07更新 / 待作



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