ポエム
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龍蔵さん
凶(わる)い事の中で、美(よ)く感謝をするのが良い。
⼈に四九(よく)美く感謝をする。
かといつて、其うしても変わつた事は何も無い。憤りのばかりで有るしわずらわしい。「感
謝」とは其れらを感じ、⾃分に対して謝るのだ。
幾ら仇な奴と云つたつて、良い⽇を共にする。
⾃分を⼀変させる反省は、過(わる)い事の中へと⽕に⼿を⼊れる、とても恥ずかしく億劫だ
から誰もあんまりしない。闇の中に光を⾒つける様で、其れは難(かた)く⼒に為る。時代が
変わったとしても弘(こ)う⾏為すべき事は変わらない。
正しい反省が助けてくれる、情けと時間と空間の内で。
こうしてそこそこ⽣きて居て、何か⼤きな変化を欲しがるわけでも無いけんど、とにかく善く
為る事からは逃れられないわけで、だけである。存在に対して⼈の「おろか」、其う云う⾔葉
こそ⾼唱事(⾼ビー)であつても感慨深く思う、⾃分も⼈も⾺⿅だと思うのであれば、きつぱ
り両⾜から傷付いて⽣活を繰り返す我が⼼臓を相愛すること。
⾃⼰にとことん親しめば、⼼臓に⽉があり亦太陽が内在し、其の⼈が「何者」であるかが⾒え
て来る。
おろかな“私の”神を⼼の中から引き摺り出して「お願い」して、輝くのは、必ず⾃分ではなく未
来で有り、⼈が死ねるのはこうした正義に於いた場合だけで、「武⼠道は死ぬ事と⾒たり」と
云つて永遠命を⽣きる事。よくよく検討して捨てれる過去ならば愛すべきではない。


22/03/29 10:52更新 / 待作



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