ポエム
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さかくらげ
⾝の⽑がよだち俺は⾃棄に為る。⼗分間、亜の⼦(おとこ)の狙いを絞り、絞る間⾺⿅にされ
たものだが髪振り乱し、麗なもの、ニヒルなものよりずつと超え滑空する。怒らズ殴らズぼろ
ぼろに耐えて、考へる、おとこを宙(そら)に漂わせ消す。苦を与えるより良いだらうと思
ふ。おとこの横に⾊魔(しかま)横恋慕う。俺の瑙(のう)で⿇薬を打って居る。
其れは芒(ぼう)つと⼦(おとこ)が茂る。全然わからない託に俺は黙つて昼⾏灯に為る。下
らないからるる歌ひ、何も無いのに。
⼭の神よ、菖蒲、未だ愛してる。
⾵⾺⽜の羈(きずな)不肖を映し圭にごた云ふ。
⽬、宙(からつぽ)を迷うてる。淋々、夛に。
無理なものは無理なのだ
何事も無事な事だ
無理なものは無理なのだ
其の奥から中から探し出して槊(さく)つと尖らせ誰にも譲られない波羅(美)⾒つける
さかくらげ、4989、⾒る
22/03/27 20:52更新 / 待作



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