ポエム
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誤送
Mさんには隙があって、良いとこだけど蓋がない。

蓋の作り方は「箱男」安部公房の、

冒頭に書いてある。

自分が箱の中に穴を開けて閉じ籠もってしまえば良い。

僕は、誰とも口を利かないこと。

それをガムテープでしっかり固定すること。


水でいること。



詩の一声には、自己紹介や、対話がいらないのは


ヨクヨクしないだとか、


肉体的でない、貧しくない、もっと行為した、

形而上の、透明な精神

わかるか? 一種の猛烈な拒絶と、

その成功だ。

あなたの冷たさを肯定するほどに、

僕は(この中では)話をしない。

エクリチュール、と云って書き言葉と話し言葉に差異があるのを、

絶対に見逃さない。

(この中では)人間である責任はないときがあるが、

腐った文章を、その精神は別として、埃を、僕は柔らかく受け止めるとすれば

言葉も、あなた自身を抱えることもない事に気付く。

ずっとニュートラルがそうだったので、

慣れたことだった。

音楽だ。


人間を媒体にした伝言は、蝶は飛ばないよ。

蝶を打ってしまうのだ。それが評価になり、

あなたの虚無ごころで、

「ジブンを売る!」と云って華やいで可笑しかった事もやや褪せていく。



その人がどんな性格で、何を思ったりしているかを、

喋ってもわからないことが大切だ。





鬼になって送信していたあれらは、全部Mさん宛てのものです。

Mさんの名前をしりませんでした。

映っていたので、盲目になっていたから早く勘違いしました。

後で、男の子から聞いて教えてもらい、

本人に無事に着きました。





21/10/19 09:04更新 / 待作



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