ポエム
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惑星からのこぼれもの
別れた彼氏とやっている。

私はジーパン屋で働いてた。

なるとみさんが、男を家に入れたら

それはやるって意味で、

手を布団に引っ張られて

やるとか、やらせるとかでも

よくわからんね、って女同士話をした。

あんたは可愛いねぇ、って店の3万円するジーパンを畳みたながら

云ったなるとみさんは、アロハを着てのコンバースが朱色で、小さいピアスが揺れている。

デニムにはやっぱり赤なんだ、と着ているだけで教えてくれた人。

服は、お金の計算も入ってファッションだから、

思想はライフスタイルだ。それが甘く、何も買えていない私とは、

自分で何の価値もないと思う。

恋をしていて、空気が必要なかったから、レシートは結構と云った漫画喫茶。

ぼーっと入る「なか卯」、あのひとのちかくで、そばで、

心臓が止まっちゃったんだ。だから、体は好きなもので、

後は少しだけ腹筋をする。好きだ、好き、それが

堕落でありませんように、と携帯画面越しから唇を合わす。

私の顔が好きなんだろうか?

そんな意味さえ、ないのだろうか、お星さま、

燃えて砕ける、流れ星が、欠片が私の手の平に残ったら、

美しい空(あなたのたましい)へ、もう一度投げ、

願う。後悔しても良い、このひととなら。

未来や過去があっても、あなたがあなただったら

変わらないんだ。あなたと同じ今日だから、

ホーリーも、「幽霊」とは違い別の、

柔らかさだ。

過去や未来がある時も、あなたは「君」で、「あなた」のあなたなんだ。




21/10/11 08:32更新 / 待作



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