ポエム
[TOP]
「私」は知らされて
思うに憎体と僕は友達です。何故ならなんど愛しても、私は記憶される事なくそれでも好きで、私を記憶しない精度の恋人の、黒薔薇の様な目つきの愛に包まれて。

目の奥は「あなた」。
抱き合うようなことが必要で、
やけに孤独な時間を思うて居る。
君の愛の様々な言葉に、僕は「会ってみたい」と云った。実に軽い言葉で有る。
奏でられる君のピアノが止まる。僕は、表現を続ける。
言葉が、宇宙で唯一なら証拠に僕は震えて居て、軽蔑は無い筈だよ。よゆうなのでは有りません、ちゃんと実体が有り哀しいのだ。
僕が「好きです」とはっきり云ったらどうだろう、嘘らしい馬鹿らしい。
目にキスをされない、と云ったところでくづれおちてしまう。




話を返って、憎しみのリユウは恋と云って仕舞っても良い。
純朴な興味がいつも含まれていて、また狂った愛で有るので近親相姦も有り得て、実際考えないけどそんな夢を僕の恋人に割り当てて。

「生まれ変わったら、友達から始めませんか?」君は云う。
恋人だったのに、嫌われたのだ。
「何故、僕が突然現れたままのお前を大事にするの?」僕は怒ってしまった。

悲しむと、「次」なんてないし、正しいから、とかじゃなくて何だか、寝ても覚めてもそうしたいんだ。
「欲をかかずにもう一度がんばりませんか?」頼りなく僕が云った。


アニメが、黒い薔薇よりもはるかに、彼らが僕にとっての詩人で有るのだ。ひとに見える糸は見えない糸を隠してしまうし、ひとに見えない糸は、自分すら出来ない事で責め合い、逃げあう。
そういう形をした彼女たちの瞳、紙の上に立つある種の虚構が、見る夢が、疲れて人間たるに陥れる。醜い!僕の顔。顰蹙だね「信じられない」よ。安々と愛を叶える…高潔な詩性、酷い気持で溜息を付かない簡易な居場所、心。



「僕ってひねくれてますか?」

「何パーセント曲がっていると、ひねくれていると云われるのですか?」
僧が、「38パーセントだとしましょう。」
「感情がまっすぐの人は、どんな境遇なのですか?」
「どんな境遇でしょうね、それをいちいち考えない。」
「私は何パーセント歪んでいるのでしょう?」
「答えるのは難しいけど、100パーセントでした。」
「これは誰かのせいなんです。僕は本当は違うんです。」
「優しさを理解して居ますか、あなたがあなたの心を誰かのせいにしてしまうと、人は泣くでしょう。それであなたは何を覚えるのですか?ああ、誰かのように為れれば良いけど、譲ってしまったら、納得行くんですか?
善くゆだねる事さえ出来ない」
「わかりました。50の傾きを直します。すいませんでした。たった優しく有りたい自分のたわいない事を叶えることが、骨を折る様なことなのです。あさはか。」

21/06/10 12:40更新 / 待作



談話室



TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c