光と闇
とても辛いことがあった
蓋をしてやり過ごして 見ないふりをした
陰が濃くなって、
ぼくは闇に塗れていた
何をするにも手探りで、
暗闇を探検するかのようだった
でも現実は皮肉だ
巨大な孤独は、それもまた一種の光で
昏さに惹かれるものにぼくは愛された
まっとうな光を目指しているのに
それをぼくは納得できなかった
ずいぶん遠くまできた
あたりはだいぶ明るくなっていた
でもぼくだけが闇のまま
ずっとずっと止まっていた
闇を直視することから恐れて
光の方へ逃げ出していた
あたたかい光は眩しくて
でもすこし闇が恋しくて
今更戻れない
でも進めない
だからぼくは記すことしかできない
光も闇も両手に抱えたこの今を
認めてやりたいがために
蓋をしてやり過ごして 見ないふりをした
陰が濃くなって、
ぼくは闇に塗れていた
何をするにも手探りで、
暗闇を探検するかのようだった
でも現実は皮肉だ
巨大な孤独は、それもまた一種の光で
昏さに惹かれるものにぼくは愛された
まっとうな光を目指しているのに
それをぼくは納得できなかった
ずいぶん遠くまできた
あたりはだいぶ明るくなっていた
でもぼくだけが闇のまま
ずっとずっと止まっていた
闇を直視することから恐れて
光の方へ逃げ出していた
あたたかい光は眩しくて
でもすこし闇が恋しくて
今更戻れない
でも進めない
だからぼくは記すことしかできない
光も闇も両手に抱えたこの今を
認めてやりたいがために