きみの、きみらしいような
きみの痛みをわたしは知ることはできない
きみから伝わった何かの残渣から、それを推しはかることしか
その傷を傷と認めることしか
わたしにはできない
ひとしずくの残渣から
わたしはあなたを模って あなたを思い描いて
それをあなたとする
そんな残渣が連鎖して きみとわたしはゆるくつながっている
きみとわたしの立場ぶんの距離が
わたしときみを隔てている
それが無性に悲しくなるときなんて
誰にでもあるんだろう
わからずやのきみを 憎らしく思うことも
でも
きみのきみらしい部分にこそ わたしは救われているんだ
きみから伝わった何かの残渣から、それを推しはかることしか
その傷を傷と認めることしか
わたしにはできない
ひとしずくの残渣から
わたしはあなたを模って あなたを思い描いて
それをあなたとする
そんな残渣が連鎖して きみとわたしはゆるくつながっている
きみとわたしの立場ぶんの距離が
わたしときみを隔てている
それが無性に悲しくなるときなんて
誰にでもあるんだろう
わからずやのきみを 憎らしく思うことも
でも
きみのきみらしい部分にこそ わたしは救われているんだ