きもち
わたし何も見えないの
目は見えてるの
触ったら温かいし
聞いたらきれいだし
食べたら美味しいし
嗅いだらくさいし
見たらすてきだし
でもそれを伝えられないの
わたしのなかにはあるのに
みんなはそれを知らないの
知らせたくないわけじゃないのに
知らせる術がないの
そんなの 見えないのと同じなんだって、誰かが言ってたの
そんなのが淀んで、濁って、わたしの中に溜まっていくの
みんなと分かち合うはずのきもちが、分かち合えないまま溜まっていくの
そしていつか たかくたかく凝り固まったそれをみて 誰かが顔をしかめる
わたしはそのときのきもちをしらないまま
ただただ誰かから目をそらすことしかできない
目は見えてるの
触ったら温かいし
聞いたらきれいだし
食べたら美味しいし
嗅いだらくさいし
見たらすてきだし
でもそれを伝えられないの
わたしのなかにはあるのに
みんなはそれを知らないの
知らせたくないわけじゃないのに
知らせる術がないの
そんなの 見えないのと同じなんだって、誰かが言ってたの
そんなのが淀んで、濁って、わたしの中に溜まっていくの
みんなと分かち合うはずのきもちが、分かち合えないまま溜まっていくの
そしていつか たかくたかく凝り固まったそれをみて 誰かが顔をしかめる
わたしはそのときのきもちをしらないまま
ただただ誰かから目をそらすことしかできない