夏を背に歩く
気がつけば もう夏のふちで
ただ 蝉の音に耳を澄ませた
声は
何かを呼ぶように
誰かに縋るように
夜に見つからないように
光る
まるめこまれた月は
流れゆく雲に抗い
輝く
水辺に跳ねる光とともに
巡る季節を愛し
甘く苦い現実から目を背け
うつらうつらと惰眠を貪った
あなたが愛した宇宙人の歌は
そんな夜も 僕の影に響く
ただ 蝉の音に耳を澄ませた
声は
何かを呼ぶように
誰かに縋るように
夜に見つからないように
光る
まるめこまれた月は
流れゆく雲に抗い
輝く
水辺に跳ねる光とともに
巡る季節を愛し
甘く苦い現実から目を背け
うつらうつらと惰眠を貪った
あなたが愛した宇宙人の歌は
そんな夜も 僕の影に響く