半分の夕暮れ
銀色に割れた雲の合間から
さしだされたガラス糸の光は
白い街並みにつま先をおろし
ちらちらわらいながら踊りだす
夕陽のかざした白い睫毛は
街をあたため
帰り道の子どもらの声に光り
車たちにはね返され
川をくだりながら
やがてわたしの睫毛と重なる
広い白い空の隅から
ぶあつい雲がたれこめてくるのに
わたしはとうに気づいたのだけれど
睫毛にちいさな星をのせ
まぶたを半ばとじたまま
微笑んでいるのをやめない
さしだされたガラス糸の光は
白い街並みにつま先をおろし
ちらちらわらいながら踊りだす
夕陽のかざした白い睫毛は
街をあたため
帰り道の子どもらの声に光り
車たちにはね返され
川をくだりながら
やがてわたしの睫毛と重なる
広い白い空の隅から
ぶあつい雲がたれこめてくるのに
わたしはとうに気づいたのだけれど
睫毛にちいさな星をのせ
まぶたを半ばとじたまま
微笑んでいるのをやめない