ポエム
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母娘
私は春に生まれました
やさしく花が咲き始めるころ
風もやわらかに吹いて
あなたは私を胸に抱いた

あなたの誕生日を知っている
冬の12月だった

まさかこんなに早く
離れるとは思っていなかったでしょう

その時が来てしまった
けれどどこかで
あなたは来る日が
わかっていたかもしれませんね

あくまでも
私の想像なのだけど

たぶん
冬の訪れと共に
あなたは
私から離れて

私には凍えそうに
寒かったけれど

あなたは
冬生まれだから
少しは耐えられたでしょうか

この頃
冬になると
少し胸が痛くなります


20/01/06 12:28更新 / ミルクココア



談話室



■作者メッセージ
想像です。
別れたのは3歳になる前、
たぶん離れたのは冬かなぁと

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