月明かり
眠ろうとする
夜の街に
月が寝そべっている
絵の具のような
濃いレモン色を光らせ
ころんと
夜空の中心にいる
瞬きもせずに
じっと見つめた
五日目の月は
やっぱり傾いている
雲一つ見えない
上空から
まっすぐに照らされる
もう帰ろう
私はただ
月を左側にして歩く
帰る為の道が
どこまでも明るい
夜の街に
月が寝そべっている
絵の具のような
濃いレモン色を光らせ
ころんと
夜空の中心にいる
瞬きもせずに
じっと見つめた
五日目の月は
やっぱり傾いている
雲一つ見えない
上空から
まっすぐに照らされる
もう帰ろう
私はただ
月を左側にして歩く
帰る為の道が
どこまでも明るい