ポエム
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刹那な一生
いきなり夜空に弾け広がる華の火

遅れて届いたドンと響く音に打たれて
サバトラキジトラ飛び上がる二匹
おまえらが打ち上がってどうするよと
ビール片手に大笑い

次々と打ち上がり綺麗な華を散らせていく横には
それにお辞儀しているような半月も
つられるように
夜間飛行の点滅する光も
ゆっくりと挨拶がてら通り過ぎ
そしてこれまた挨拶がてらに流れ星まで
果ての地平への行きがけに見物しながら通り過ぎる始末

夜空というカンバスに
誰が描いたか贅沢が重なる一瞬の情景
観るは刹那も残るは一生

そして
僕は冷蔵庫へと向かう
19/11/02 12:05更新 / 九丸(ひさまる)



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