月のほたる
腰かけられそうな三日月から一雫
垂れたその一滴がとても眩くて
とつん、とつんと歩く僕は
思わず掬ってしまった
掌で控えめに眩い雫は
やわらかくて
それでいて凛として
そして、暖かくて
せっかく僕のところに来てくれたのだから
せっかく僕をみつけてくれたのだから
だから、名前をつけたくなったんだ
僕を照らしてくれた光る雫
そうだなあ
これからは
月のほたると呼ぶことにしよう
垂れたその一滴がとても眩くて
とつん、とつんと歩く僕は
思わず掬ってしまった
掌で控えめに眩い雫は
やわらかくて
それでいて凛として
そして、暖かくて
せっかく僕のところに来てくれたのだから
せっかく僕をみつけてくれたのだから
だから、名前をつけたくなったんだ
僕を照らしてくれた光る雫
そうだなあ
これからは
月のほたると呼ぶことにしよう