月のほたる
腰かけられそうな三日月から一雫
垂れたその一滴がとても眩くて
とつん、とつんと歩く僕は
思わず掬ってしまった
掌で控えめに眩い雫は
やわらかくて
それでいて凛として
そして、暖かくて
せっかく僕のところに来てくれたのだから
せっかく僕をみつけてくれたのだから
だから、名前をつけたくなったんだ
僕を照らしてくれた光る雫
そうだなあ
これからは
月のほたると呼ぶことにしよう
垂れたその一滴がとても眩くて
とつん、とつんと歩く僕は
思わず掬ってしまった
掌で控えめに眩い雫は
やわらかくて
それでいて凛として
そして、暖かくて
せっかく僕のところに来てくれたのだから
せっかく僕をみつけてくれたのだから
だから、名前をつけたくなったんだ
僕を照らしてくれた光る雫
そうだなあ
これからは
月のほたると呼ぶことにしよう
19/11/27 22:09更新 / 九丸(ひさまる)