ポエム
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夜にまぎれこむ
時間の境目を探してたら朝なのか夜なのかわからない
怠惰に過ぎる時間が夜になったと知らせる
人知れずかすれた小さな声で口ずさむと痰がからまる
肴にした鯛を炙ってヒレ酒にしてもう一度口ずさむ

心から口ずさむ 幸せを知りたい 見つけたい 信じたい

喉はまだカラカラなのに 太陽が登る前に過去なんてもう飲み干した
何が俺の心そう思わせるのか知りたい 卑屈も嫉妬もない前に進みたいだけ

そんな男が今日も夜にまぎれこむ
19/12/08 03:13更新 / ふわまめ



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