ポエム
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一生の痕跡と懸命の証
私たちの歩む道は不確かだ
どうしてもひとりでは
歩けそうにない…
翼でも生えれば
満足に飛べるとでも言うのだろうか


それだと本末転倒だ
なんのための足なのか
重要な何かを見落としてるんだ


包み込むような想いと
圧縮するような想いとに挟まれ
呼吸が止まりそう


一生懸命決めた
迷いのない道のはずなのに
どうして 振り返ると
この道のりは迷路のように
変わってしまうのだろう
そして現在地も見失う
それでも道標は残されてる
それが「一生」の痕跡なのだろ


だから私たちは肩を借りるのか


1人でもこの足で
歩こうとすれば、歩けるけど
長距離では君が疲れてしまうから
寄りかかり 君との距離を縮める
このための足だったんだ


だから私たちは支え合うのか


目を見て 手を握ることにより
今まで堪えてきた
悲しみの涙を無くすためだ
このための
包み込むような想いだったんだ
圧縮するような想いも
分かち合うためだったんだ
これらは呼吸を繋ぐためだ


だから私たちは寄り添うんだ


一生懸命決めたはずの迷いのない道
振り返ると迷路のような道のりに
変わってしまったとしても
そこには 道標は
残されていたはず
「一生」の痕跡もあったよね?


それは
誰かと寄り添うだけで
迷路のような道も
協力して 前へと進める
そして 進んだ先には
「懸命」という名の「庭園」が現れる


こうして辿ってきた
道のりの全てが
「一生懸命」になるんだよ


だから


もっと自分の道のりに
自信持って 胸張って
誇ってあげようよ
22/02/05 20:12更新 / 風磨



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