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月を照らす太陽(編集)
心は次第に黒く染まって
僕は…僕は…
憎しみに負けてしまいそう

好きになったことは
後悔したくありません
だけど このままでいたら
君は悲しむのだろう
だれよりも傷ついているのは
君なのだから
僕が傷つくのは 赦されない行為

そう知っているのに
都合の良い言葉で縛りつけて、
縋って、誰かの代りにする


苦しくても 君は笑う
そのたびに甘い蜜で惑わす
絡まるクモの糸のように
絡めとられた蝶のように
それでも輝きは陰らず
君は太陽のままで…

苦しくても 君は寄り添う
三日月のように
足りない想いを君で埋める
偽りの月の完成だ

こんな感じでまた僕は
君に好きだと言うのだろう


不安、悲しみ、寂しさ、
そんな重さを抱えて
寄り添ってくれた君
感謝してもしたりない愛に
どう応えればいいのだろう?


うわ辺だけの関係は決別しなくちゃ


僕が月でいれるのは
君という太陽が居てくれるから
独りじゃ輝けない
偽りの月の姿は 醜い遊星なのだから


温かい陽光に照らされて笑う君は
太陽そのもので
その時思ったんだ
君の本当の月になりたいと
僕はもう 迷わない

君がくれたたくさんの愛情
心からの「好き」を渡すのは
あの人ではなく 君でありたい
だから 君は変わらず
僕だけを照らす太陽でいてください

22/01/29 16:00更新 / 風磨



談話室



■作者メッセージ
ある方に宛てたものです。
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