ポエム
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友よ
夜半の電話
悪い予感
まだ若く溌剌としていた彼女は
もう この世にいない

通話の途中で 泣き崩れる
そんなことが
そんなことが
どうして
どうして、、、と
連絡をくれた人と
一緒に泣いてしまう

翌日
告別式の会場へと向かう
電車の窓から見える景色は
まるで芝居の書き割りのように
平面的で 現実感がない
思わず込み上げてくる涙を
歯を食いしばって我慢する

微笑む遺影のもと
棺に納められた友は
「眠れる森の美女」のように綺麗で
花をたむけるわたしの手は 震えた
19/12/29 13:33更新 / 姫沙羅



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