ポエム
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はじまり
ある日 あるとき 教室で
彼女が 軽く咳をした
彼がいう 大丈夫?
彼女は応える うん!大丈夫!
その声の艶やかなことといったら!
愛されている喜びに溢れている

遠くからふたりを見るわたし
少しだけ せつない
なぜなんだか

愛し合うふたりの会話に
なぜ切なくなる?


ある日 あるとき 教室で
彼がわたしに話しかける
ふたりに笑いがおこる
他愛のない話なのに
少しだけ 胸が熱い

もっと なんでもいいから
もっと いっぱい話したいことがある
きっと 話せば話すほど 気持ちが深くなる
そんな予感がするけど

愛し合う彼と彼女の間に
いったい どんな隙があるというのか

どこにも入り込む隙はない
すべて 空想に過ぎない

19/12/24 01:49更新 / 姫沙羅



談話室



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