忘れたいのか、忘れたくないのか
雪が降ってきた
雪が降ってきた
暗い空の彼方から
雪が降っている
雪が降っている
私の肩に
私の手に
冷たい雪は
涙に濡れた
私のまつげの上で
とけていく
遠ざかる面影は
日に日に
さらに遠くなり
もう 涙も枯れたはずなのに
どうして
毎夜
灯りを消した闇の中に
懐かしい笑い声を
聞いてしまうのか
私だけが忘れられない
私だけが
雪が降ってきた
暗い空の彼方から
雪が降っている
雪が降っている
私の肩に
私の手に
冷たい雪は
涙に濡れた
私のまつげの上で
とけていく
遠ざかる面影は
日に日に
さらに遠くなり
もう 涙も枯れたはずなのに
どうして
毎夜
灯りを消した闇の中に
懐かしい笑い声を
聞いてしまうのか
私だけが忘れられない
私だけが