彼を失った日
美しい世界だった
あたり一面草花が咲き乱れ
彼と私は 幼な子のように歌を歌いながら
花を摘んで遊んでいた
綺麗な音楽がながれ
花冠をお互いにかざして
笑いあった
すると突然 空が割れて
巨人が現れた
巨人はオンナだった
もの凄い形相で私を睨みつけ
可憐な花々が咲く お花畑を
ドスドスと踏み荒らし回って
どこかへ去ろうとしていた
ふと見ると 彼がいない
見上げた巨人のオンナの手に
彼の華奢な身体が握りしめられていた
ひとり残された私は
泣く泣く
彼が造った花冠を押し花にして
二人で歌った楽譜に挟むのだった
あたり一面草花が咲き乱れ
彼と私は 幼な子のように歌を歌いながら
花を摘んで遊んでいた
綺麗な音楽がながれ
花冠をお互いにかざして
笑いあった
すると突然 空が割れて
巨人が現れた
巨人はオンナだった
もの凄い形相で私を睨みつけ
可憐な花々が咲く お花畑を
ドスドスと踏み荒らし回って
どこかへ去ろうとしていた
ふと見ると 彼がいない
見上げた巨人のオンナの手に
彼の華奢な身体が握りしめられていた
ひとり残された私は
泣く泣く
彼が造った花冠を押し花にして
二人で歌った楽譜に挟むのだった