無 味 意
別に誰かの、ヒーローになりたかった訳じゃない
誰かの特別に、なりたかった訳じゃない
そうじゃないって
分かっているのに
昔から1番にはなれなかった。
なれたてもせいぜい2番が常で
決して1番になることは無かった
なのにどうして
こんなに悔しいのだろう
特別になりたかったのか、今やもはや
自分本位になってしまった
人間だから
人生は一度きりだから
そんな言葉を吐き続けて、自分から遠ざかっているようだった
もう認めてあげなよ
僕はいい加減『寂しい』ってことを
もう気付いてるでしょ?
分かってるんだよ
でもどうしようか?
気付いて一体、どうしようか。
さて、
進みたい夢と、寂しい今と
どちらが勝つのか
はたまた両者共に手にするのか
この文章に、意味なんて無い。