いろんな記憶が心を苛む

でもそれは最初から無かったことなのだと思えばいい

あの時辛かったことや
悔しかったこと
苦しかったこと

そんな過去の全てのことは
実は何もなかったのだと思えばいい

その人との出会いも
その人との別れも
そして不完全燃焼のままのあの頃の自分も

全ては最初から無かったことなのだと
自分に言い聞かせ続けて
脳内を書き換えてしまえばいい

そして記憶の引き出しを
丸ごと地獄の業火に捨てる

そうすればたぶん楽になる
少しは未来に希望も持てる

この身を苛む全ての記憶は
この世から抹消してしまえばいい

そのためにはよく眠ること
そして心を無にすること

それに尽きる
もうそれ以外方法はない

■作者メッセージ
この詩はネガティブな内容かも知れませんが
私自身は全然ネガティブではありませんのでご安心ください。