ポエム
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現実の話
神を信じる人たちがいる
信じないけど時々すがる人もいる

でも

どれだけ願おうと
どれだけ祈ろうと

理不尽なことは
この世からなくなることはない

強くなろうとか
前向きになろうとか
いつか光が見えるとか
願えば叶うとか
そんな話はよく聞くけど

それで報われた人は
一体どれだけいるのだろう?
少なくとも私は
そういう人に会ったことがない

頑張ってもできないこともある
正しくても通らないこともある

たとえ真っ当に生きようとしても
卑怯な者に取り囲まれたら
ひとりの自分は潰されて終わり

それが現実
それが事実

地球が滅びるその時まで
この世の中から理不尽なことが
なくなることはきっとない


24/09/26 18:58更新 / 志月



談話室



■作者メッセージ
ミシェル・ポルナレフの「愛の休日」

日本語に訳したものを読んで、その歌の意味するところを知ると、祈ることや願うことの虚しさを改めて感じます。

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