もしも私がまた恋をしたら

心静かに密やかに

ゆっくり大事に暖めていきたい

昔みたいな度胸もないし

公にするほど若くもない

鏡の中の自分と向き合い

全てを静かに受け止めて

堅実に実直にそして控えめに

現実と理想をすりあわせていきたい

もしも私がまた恋をしたら

成就を望むより

心で春の息吹を感じていたい

向き合うばかりが恋じゃない

心に秘めて前を向くのも

ひとつの恋のあり方かも知れない

明日もいい日でありますように

■作者メッセージ
こんなこと書いてますが
恋をする予感すらありません（笑）

むしろ私の年齢になると
恋などせずにあえて孤高に生きた方が、自由に穏やかに余生を送れて幸せなのかも知れません。