いつの日か
そういえばいつしか私は
貴方と別れたその日のことを
思い出すことがなくなった
毎年その日が来るたびに
今日で1年 今日で2年と
過ぎゆく時をずっと数えていたけれど
そういえば今年はすっかり忘れていた
恐らく時が心を癒やしてくれたのだろう
あれから何年経ったのだろう?
5年か?いや6年か?
それさえももう思い出せなくて
ただあの日は我が子とふたり
桜の名所で満開の桜を愛でていた
高い位置から見下ろす桜が本当に美しくて
ふと振り返った時に目にした眼下にどこまでも広がる満開の桜の美しさが
この世のものとは思えぬ艷やかさでまるで別世界のようだった
そんなあまりにも美しい桜に目を奪われながら
私はあの時
静かに別れの足音を感じていたのだ
その夜私が寝ている間に
一方的に別れは訪れていた
朝目覚めて気づいた一通のメール
たったそれだけで
全てが幕を閉じたのだ
でも
本当にそれで良かった
あまりにも身勝手な貴方に嫌われたくて
そんな貴方と終わらせたくて
私はいつも心の奥底で葛藤し続けていたのだから
人は出会い
人は恋に落ち
そして愛に葛藤し
人の心の身勝手さを
嫌というほど思い知る
でもいつの日か
きっとまたいつの日か
それぞれの幸せを見つけ
手にすることだろう
それは人を愛し愛されることではなかったとしても
それでも人には
必ず幸せは訪れる
私はそれを信じて
一歩ずつ
また一歩ずつ
前に歩みを進めよう
貴方と別れたその日のことを
思い出すことがなくなった
毎年その日が来るたびに
今日で1年 今日で2年と
過ぎゆく時をずっと数えていたけれど
そういえば今年はすっかり忘れていた
恐らく時が心を癒やしてくれたのだろう
あれから何年経ったのだろう?
5年か?いや6年か?
それさえももう思い出せなくて
ただあの日は我が子とふたり
桜の名所で満開の桜を愛でていた
高い位置から見下ろす桜が本当に美しくて
ふと振り返った時に目にした眼下にどこまでも広がる満開の桜の美しさが
この世のものとは思えぬ艷やかさでまるで別世界のようだった
そんなあまりにも美しい桜に目を奪われながら
私はあの時
静かに別れの足音を感じていたのだ
その夜私が寝ている間に
一方的に別れは訪れていた
朝目覚めて気づいた一通のメール
たったそれだけで
全てが幕を閉じたのだ
でも
本当にそれで良かった
あまりにも身勝手な貴方に嫌われたくて
そんな貴方と終わらせたくて
私はいつも心の奥底で葛藤し続けていたのだから
人は出会い
人は恋に落ち
そして愛に葛藤し
人の心の身勝手さを
嫌というほど思い知る
でもいつの日か
きっとまたいつの日か
それぞれの幸せを見つけ
手にすることだろう
それは人を愛し愛されることではなかったとしても
それでも人には
必ず幸せは訪れる
私はそれを信じて
一歩ずつ
また一歩ずつ
前に歩みを進めよう