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なんとなく生きる毎日
なんとなく生きる毎日

朝から晩まで
することはほぼ決まっていて

3度の食事をきちんと食べて

夜になったら条件反射で布団に入る

このままだといつか
原始時代に逆行してしまうんじゃないかな?

気がついたら朝日のあとに起き出して

夕日の前に寝てしまう生活になるのかも

そんなことを考えてしまうくらい

なんの変化もなく
淡々と過ぎていく毎日

だけど今朝はちょっと違った

洗濯物を全て干したつもりが
たった一つ
バスタオルだけ干し忘れていたのだ

1番の大物なのに…

洗濯かごに取り残されていることに気づいたのは
夕方のことだった

窓から入る微風に揺れる
湿ったままのバスタオルを見ながらふと考える

このタオルは明日の朝まで乾くのかな?

そんな何の変哲もない1日が
今日ももうすぐ終わろうとしている

食器を片付けて
シャワーを浴びて
ドライヤーをかけた髪の毛が
完全に乾いたら

あとはまた条件反射で布団に入るだけだ

なんとなく生きる毎日

変化がないことは

はたして
いいことなのかどうなのか?



23/07/12 18:39更新 / 志月



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