遠くを眺めても見つからない
遠くを眺めても見つからない。
自分探しの目的地とは、
自分が知らなかった
新しい一面なんかじゃない。
こんな自分でも大丈夫だよ、
という安心感。
それに気付くまで
自分探しの旅は止まらない。
両足が傷付くのもお構いなしに
前へ前へ進もうとするだろう。
けれど、
この地球のどこへ向かおうとも
球体上に最果てなどない。
そうやって、さまよって、
いまこの場所に留まることもまた、
正解なんだと思い出すときが来る。
その足元こそ、
探し求めた目的地。
ここが一番、
わたしらしくある。