魔法をかけて
少女は夜に魔法をかけて
とびきりステキな夢を見る
凍えるほどの孤独を忘れて
泣き腫らした目を閉じて眠る
少年は夢に魔法をかけて
あたたかい夜につつまれる
ヒビだらけの花瓶をそっと
壊さないように抱きしめる
逃げて逃げて逃げた先で
たどり着いた部屋は
不思議と居心地がよかった
少女は星に魔法をかけて
流星群をまぶたに映す
悲しいことも苦しいことも
涙の星と流れてゆけ
少年は自分に魔法をかけて
怖くないよ寂しくないよ
今にも割れそうな花瓶を
すがるように抱きしめる
逃げて逃げて逃げた先で
出会ったあなたは
なぜだかボクと似ている気がした
どこかで誰かが魔法をかけた
それは星にのって歌になって
少女の涙をそっと拭った
少年の傷をそっとなでた
せめて安らかに眠れるようにと
とびきりステキな夢を見る
凍えるほどの孤独を忘れて
泣き腫らした目を閉じて眠る
少年は夢に魔法をかけて
あたたかい夜につつまれる
ヒビだらけの花瓶をそっと
壊さないように抱きしめる
逃げて逃げて逃げた先で
たどり着いた部屋は
不思議と居心地がよかった
少女は星に魔法をかけて
流星群をまぶたに映す
悲しいことも苦しいことも
涙の星と流れてゆけ
少年は自分に魔法をかけて
怖くないよ寂しくないよ
今にも割れそうな花瓶を
すがるように抱きしめる
逃げて逃げて逃げた先で
出会ったあなたは
なぜだかボクと似ている気がした
どこかで誰かが魔法をかけた
それは星にのって歌になって
少女の涙をそっと拭った
少年の傷をそっとなでた
せめて安らかに眠れるようにと