朦朧
瞼掠める 木漏れ日
あれは暑い季節
突然に訪れた
寂しげな 悲しげな 鳴り止まぬ電話
重ねた手に温度は戻らない
何度も口にした名前は もう
あなたの名前なのかすら 私はわからない
そうね
知りたくなかったの
私たちが離れたのは
白い息が冷えた空気に溶ける寒い頃
意味もなく笑みを湛える
あなたにかける言葉が見つからなかった
そう長くはない、そんな人生に
あなたを追い続けたまま消え去りたい
涙ひとつ溢さず ただ あなたは
口の端に血をにじませて
最期にひとつ、キスを交わしたね
瞼掠める 木漏れ日
あれは暑い季節
突然に訪れた
寂しげな 悲しげな 鳴り止まぬ電話
また会える日まで
また会える日まで
あれは暑い季節
突然に訪れた
寂しげな 悲しげな 鳴り止まぬ電話
重ねた手に温度は戻らない
何度も口にした名前は もう
あなたの名前なのかすら 私はわからない
そうね
知りたくなかったの
私たちが離れたのは
白い息が冷えた空気に溶ける寒い頃
意味もなく笑みを湛える
あなたにかける言葉が見つからなかった
そう長くはない、そんな人生に
あなたを追い続けたまま消え去りたい
涙ひとつ溢さず ただ あなたは
口の端に血をにじませて
最期にひとつ、キスを交わしたね
瞼掠める 木漏れ日
あれは暑い季節
突然に訪れた
寂しげな 悲しげな 鳴り止まぬ電話
また会える日まで
また会える日まで