そんな顔しないで テレビ電話で
忙しく笑う泣き顔
今苦しんでいる君の前では
なんにも手につかない

暗闇の中を泳いで 偶然見つけた
君の手を取った選択が
正しかったか悩ませるような
涙がきらめく

道の途中で拾った言葉の数々
綺麗だから取っておいたんだ
君の心にもそう映ったら

天地の向きすら分からない
どうだって出来る未来で
腫らした目 じっとこらして
正解を探している
天秤すら狂う世界だ
どっちに転んでも
正解と名をつけるのは
まだまだ先だろう


隣ってなんだろう どこのことだろう
遠くの泣き声を
耳に当たった受話器に聞いた
僕はここにいるよ

君がくれた言葉の数々
僕はそれに応えたいだけ
せめて 優しい君のように

喜怒哀楽すら分からない
どうしようもない時間に
表裏 じっと見つめて
静かに笑っている
あなたの人生のために
僕はそれしかできない
隣に立って 肩支えて
微笑むしかできない


持っているんだよ
理想の地図もコンパスも
君の手をぐいと引っ張って
そっちの道に行くことも
でも僕ら繋がっている
そんなことしなくても
お互いの道で 別々で
確かに側にいる

天地の向きすら分からない
どうだって出来る未来で
自分の目で選び抜いた
君の世界を見てみたい
答え合わせをしようよ
いつかこうやって話して
正解と名をつけられるよう
楽しい道を行こう