ポエム
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氷の街
慣れないことを頑張ってやって
身体を壊す一歩手前
要らぬ苦労かと自問自答
そんなんでも生きてるって思えてくる

また一歩進んだカレンダーのコマは
僕を待ってはくれない
次々に止まるイベントのマスは
置いてけぼりにもしてくれない

街中のリズムにささやかでも乗れたら
弁当の匂いに空腹を覚えたら
壁の広告のキャラに目がいったら
まだ生きる意味があると思うよ


湧いて出てくる望みや夢を
天秤に絶えずのせて
反対の方がもっと重いけど
生き延びるために使ってしまう

消費して買った幸せな気持ちは
空に浮かんで消えた
尽きるのが先か 僕の方か
そんなことばかり考える

店先の花束に君の顔が浮かんだら
駆け足になってでも帰りたくなったら
今日あった話を頭の中でまとめたら
まだ生きたい顔をしている


頭痛が響くブレインドーム
全部が全部必要なマス
その中に買えるハッピーが
その中で会えるなら
食いつないでいける

街中のリズムがその鼓膜に入るなら
弁当の匂いがその鼻に伝わるなら
壁の広告のキャラに焦点が合うのなら
まだ生きているということだよ
そんなことを今日考えました
23/01/05 18:27更新 / でんしん



談話室



■作者メッセージ
あけましておめでとうございます

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