願い
「あなたは人より体が弱い」と
誰かが言ってくれたなら
そんなハズないさと身軽になって
跳ねて歩いて見せただろう
本当のところ 私の体は
どこまでいっても普通なようで
熱を出しても どこか痛んでも
ドクターは言うの 「異常なし」
自分だけが認めている
自分だけが抱きしめている
「わたしの弱い体」
何の意味があるというのか
後ろに庇った妖怪のように
信じてもらうことはできない
「普通」に収まる死にかけの体を
誰かが認めてくれたなら
誰かが言ってくれたなら
そんなハズないさと身軽になって
跳ねて歩いて見せただろう
本当のところ 私の体は
どこまでいっても普通なようで
熱を出しても どこか痛んでも
ドクターは言うの 「異常なし」
自分だけが認めている
自分だけが抱きしめている
「わたしの弱い体」
何の意味があるというのか
後ろに庇った妖怪のように
信じてもらうことはできない
「普通」に収まる死にかけの体を
誰かが認めてくれたなら