ポエム
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魔法の言葉
ボロボロの体で読んだ本には
「疲れたら休んでいいよ」とあった
だからベッドで家で今日を潰したけど
なんだか無駄にしたような気がする

フラッシュのように消えない理想が
頭にずっと居着いている

魔法の言葉はいつでもすがれるわけじゃない
水が炎を消すようにお節介焼くことがある
たくさん溢れているなら気まぐれで選べばいい
その時欲しい それだけ 矛盾じゃないんだから


「短い命 生き急げよ」
いつかの映画が焼き付いている
だけど理想は理想で 僕は僕で
相応という言葉を知っている

黄金に輝くその言葉は
他の誰かのためなのでしょう

平気な時には魔法が視界に入らない
口から出るただの言葉がこの身を動かして
苦しくなったら顔を出して 君を助けるよ
そのためだけに言葉は深く残っている

相反する2つの魔法
効果は同じはずなのに
唱えるべきなのはどっちか
悩む動機は答えられるか

魔法の言葉ですべてが和らぐわけじゃない
知るたびに唱えるたびに 過去へ嘘をつく
立ち上がれるならその時 その時選べばいい
効果はすべて同じで 矛盾はないんだから

相反する数多の魔法 効果は同じはず
22/08/19 14:13更新 / でんしん



談話室



■作者メッセージ
格言・金言のお話です。
1つ1つは正しくて輝いているけれど、いろんなものに矛盾があるよなぁと。
自分の信念とも矛盾したり。

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