正しさの海の中には
自分だけの道があった
正解とはまだ言えないけれど
進むべき選択があった

導かれるように　避けるように
風に押されて選んでいた

振り返っても見えない道の軌跡
カメラロールの中には集めた結果が映る
正解まであといくつも足りないんだろう
たまに私を信じてくれる追い風１つ

正しさの海の中では
悩み止まるマスもあった
したくないわけじゃないらしいから
それもまた正しいと思った

おぼろげな過去の哲学に
自分で背く場面もあった
正しさは人の数だけ
そして正しさは時の数だけ

信念がぐらついても　見えなくなっても
その時思う正しさを掴めば
不安じゃないんだ
点を繋いでできた道が正解になると信じて

自分の正解の道筋を
他人に決めさせるくらいなら
責任は持つから今の私に正直になってよ
それが誰かを傷つけるものだとしても
手放しちゃいけない　溺れないように
私の正しさ１つ
いつもここから手を伸ばしていく
正しさ１つ

■作者メッセージ
何が正しさかは考えないようにしています。
いつでも誰でも変わり得ることが分かったから。