ポエム
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第三の手
不思議だよな 僕ら役たたずだと
決めつけられたらいいんだよな
そんなに強くないよ
一人の力は

面倒くさいな ハッピーに生きろよ
僕らにはそれしかない
君の息づかい 気づかない気づかい
透かすうち 僕の息も詰まる

どうぞ勝手にしなさいな
こちらの気も知らずとも ご勝手に

君の口から伝えられる
本当の心の嘘の嘘
疑えないのは自分の心だけで
どうか健やかでいて
それしか言えない


私と関わったからには
あなたには幸せでいる義務がある
そんな滅茶苦茶な理論で
組み伏せられるなら してるさ

墜落寸前の流れ星を見ても
他人事のようにただ祈るだけさ

なんで悲しむの
その軽口はどれだけ重いの
雑味を帯びたその笑顔を見て
僕はまた息が詰まる

見つめる力が五本の指の形をなして
第三の手が伸びるのを誰もが待っている
どうしても映るその悲劇を見て
僕はまた救いたがる
君の心なんて触らなきゃ解らないのに

不思議だよな 僕ら役たたずだと
決めつけられたらいいんだよな
そんなに強くないよ
一人の力は
25/10/04 12:30更新 / でんしん

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