出会いと別れ 今生もインスタントも
やたら意識しちゃうようになった
少しずつ石化する足
なるだけ動かして
危ない道の前で狼狽える暇もない

何度耐えてもまた訪れる
暁が僕を連れ去ろうとして
重ねた屍のなり損ねが
特効薬を求めてずっと呻いているから

大半は意味のないスマホのバイブレーション
逐一心は躍り
この脈を送って食いつないでいる

押しつぶされそうな雲の下で
河川敷に2人座り
これからのこと これまでのこと
全部見えないように隠して
君を隣に話がしたい

帰れないくらい滴った土砂降りの中
君に見つかった 涙色の言葉
静かなお喋りをして耐えたこと
上がってからも忘れない