ただいま 脳裏 僕の居場所
だだっ広い世界の中
続けたのに また失速だ
水面を歩くような毎日だ

知ってしまった 笑った顔
それは僕がいたからじゃない
僕の代わりがいなかっただけ

逃げて走った先は いつでも
夜と朝繋ぐ境界線
どこまで続けるのだろうか
鳴り止まない 加速するメロディー

ただ今 各所 痛む現象
ちょっと休憩していくかい
壊れるんならそれでもいいが
大事にするのはなぜだろう

見当たらないものを捜した
変わり映えのない景色の下
最後には見つけたいのさ
何千もの足跡の家を

疲れたよ これは泣き言
誰に言うわけじゃないけど
枕に零して また眠ったら
カーテンが開き もう大丈夫

命の川が遙か作った
無意味に連続した駆動
続けて何になるのだろうか
ヒトの流れが向こうへ行く
僕も行かなくては

命の川が遙か作った
遺伝子が繋ぐ血の駆動
続けて何になるのだろうか
どんどん反響した鼓動は
明日に向かうようで

誰が死んでも在り続く
命の川はそこにずっと
鈍くなる足 一つ一つ
僕も先へ行かなくては

■作者メッセージ
ずっと温めていたテーマです